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Vol.113 ファストファッションブランドのサステナブルな取り組み

Updated: Jun 4



こんにちは!7期のはるかです🌟

この記事がファストファッションに関する様々な問題について考え、ファストファッションブランドの取り組みについて知る良い機会になれば幸いです🎀


~目次~

  1. ファストファッションについて

  2. ファッションファッションが抱える深刻な問題

  3. ファストファッションブランドの取り組み




1.ファストファッションについて


ファストファッションとはトレンドを取り入れた衣服などを低価格かつ短いサイクルで、大量生産、販売するファッション界の業態のことを指します。ファストファッションのファスト(fast)は日本語で早いという意味であり、その名の通り、商品展開の早さがファストファッションの特徴であると言えます。


確かに、ファストファッションブランドに行くたびに、商品のほとんどが入れ替わっていて、その早さには驚きます!一回見てみて欲しい!と思った服も、次行ったときにはもうないということもしばしば、、


主なファストファッションのブランドには、日本発であるユニクロやGU、スペイン発のZARA、アメリカ発のGAP、スウェーデン発のH&Mなどがあります。





多くのファストファッションブランドはSPA(製造小売業)の形態をとっています。このSPAという形態で企画から販売までを一つの会社で完結させるため、トレンドを反映させやすく、低価格での販売も可能にしていると言えます。





2.ファストファッションが抱える問題


①環境への影響


ファストファッションは、低価格で最新の流行を取り入れた服を手に入れられるなど、良い側面もありますが、悪い側面もあります。


ファストファッションでは服を大量生産、そして大量消費します。その工程で大切な資源やエネルギーが使われて、環境への負荷が大きくなります。また、大量廃棄によって、生産された衣服が無駄になることも大きな問題といえます。


服はリサイクル、古着としてリユースされることもありますが、ゴミとして捨てられ、埋め立てられている量がとても多いです。



②労働問題





ファストファッションにおける低価格での販売を可能にしている主な理由には、人件費の削減があります。


中国や、東南アジアなどの国々で低賃金で、長時間労働させられている労働者がたくさんいます。その中には児童も含まれており、深刻な問題です。


この問題を浮き彫りにした「ラナプラザの悲劇」というものをご存知でしょうか。バングラデシュのラナプラザという衣服生産工場が、倒壊した事故です。




この工場は、違法な増改築を繰り返し、いつ倒壊してもおかしくない状況で操業を続けていました。ファストファッションの生産過程の闇を映した出来事だったといえます。




3.ファストファッションブランドの取り組み


ファストファッションは上記のように、持続可能な生産形態とは言えません。


一方で、いくつかのファッションファッションブランドは持続可能にするべく、独自の取り組みを進めています。


①ユニクロ「古着プロジェクト」





まず最初にユニクロの店舗に置かれているRE.UNIQRO回収ボックスで、着なくなった服を回収します。それをリユースできるものとリサイクルするものに選別し、その後、洗濯・加工、検品を経てまた購入者の手にわたる仕組みとなっています。


また、ジーンズの生産過程での水の使用量を最大時に比べて99%削減するなど、SDGsへの取り組みを積極的に行っています。


②H&M 2030年ビジョン


また、H&Mでは、2030年までにリサイクル、またはサステナブルな素材のみを使用することを目標としています。


その素材の中には、ペットボトルなどのプラスチック容器から作られたリサイクルプラスチック、廃棄された漁網やカーペットの素材から作られるリサイクルポリアミドというものがあります。これらは、ゴミの埋め立ても減らすことに役立ちます。


また、ユニクロと同様に、古着のリサイクルボックスも設置しています。


このように身近にあるたくさんのファストファッションブランドがファストファッションを持続可能なものにするために環境へ配慮した取り組みを行っています!!




おわりに

ファストファッションには解決しなければならない問題がとても多いです。

しかし、消費者としてファストファッションに助けられている部分は大きいし、なくなると困りますよね!だからこそ、ブランドが行っている取り組みの中に、消費者が参画することのできるものは積極的に取り組んでいきましょう!✨✨




参考文献

 
 
 

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