こんにちは!ReF6期のKokomoです🤍
寒い季節になりましたが、みなさんはどのようにお過ごしですか?🍃
2月に入り、いちご狩りを体験する方も増えてきたのではないでしょうか🍓
私は1年前からいちご狩り農園に併設するカフェでアルバイトをしており、いちご狩りシーズンには農園で栽培のお手伝いもしています。
そこで今回は、私がいちご狩り農園で働いていて学んだ、普段は知ることの無いような生育過程やいちご狩りの運営におけるサステナビリティを紹介します!
目次:
ABC FARMとは
いちごはどうやって育つ?
いちごの生育過程におけるサステナビリティ
まとめ
1.ABC FARMとは
私が働いているABC FARMは、東京の立川市/昭島市に位置し、元は12 代続く農家として野菜の生産を行っていました。そこから、気軽な農業体験を提供することを目指して、最初にならう英語はABCであることから「ABC FARM」と名付け、FARM(露地野菜の収穫体験)、HARVEST(ビニールハウスハウス内での果物の収穫体験)、CAFEの三体制で運営を行う、2024年2月にグランドオープンした施設です。
ビニールハウスでは、12〜5月にいちご🍓、7〜9月にころたんメロン🍈という小ぶりなサイズのメロンの収穫体験を実施しています。
また、夏〜秋には、旬の野菜の収穫体験を行ったり、一年を通してピザ作り体験や季節のイベントを開催しています。
2.いちごはどうやって育つ?

私が働くファームでは、9月にころたんメロンの収穫体験が終了したあと、プランターを10月頃にいちごの苗に植え替えます。
その後12〜5月の半年間、いちご狩りのためにいちごを栽培し続けるのですが、その過程では様々な作業を要します。
例えば
・ハウス内の温度、日当たり、二酸化炭素濃度管理
・ミツバチの設置
・水やり・肥料散布
・摘果
・葉かき
・ランナー除去
・かんざし除去
などがあります。
植物は光合成をして育ちます。
そのため、適切な温度に室内を調整したり、二酸化炭素を供給したり、ミツバチに受粉をしてもらう必要があります🐝
3.いちごの生育過程におけるサステナビリティ
自然の力でいちごが育っていく中で、観光農園として、人が介入することでより環境不可が小さく、お客様にとっても適切な運営を行うことができます。
例えば、摘果といって増えすぎたいちごを大きくなる前に摘み取る作業があります。
「せっかく実が成っているのに取るなんて勿体ない」と最初は思っていましたが、早い段階で実を取らないと、栄養が分散してしまい全体的に甘くならずに育ってしまったり、小さい実ばかりが成ってしまいます。
そうなると、お客さんに来場していただけなくなったり、沢山食べていただけなくなったりして、最終的に食べ頃のいちごを食べてもらえないまま捨てることになってしまうのです。
「来場人数に対して食べ頃のいちごの数が不足しており、お客様に満足いただけない」もしくは「食べ頃のいちごの数に対して来場者が不足しており、いちごが熟しすぎてしまう」という状況を防ぐ必要があるため、ABC FARMでは
・来場者1人あたりの平均喫食数を計算し、今後の収穫数の予測を立てることで予約人数を徹底的に管理する
・熟したいちごは冷凍保存やジャムへ加工し、余剰分のいちごはカフェスイーツとして販売する
このような取り組みによって、いちごの廃棄を可能な限り防いでいます。

また、葉かきといって光合成に不必要となった枯葉や、必要以上に増えてしまった葉を除去する作業も行っています。
その際には、箱いっぱいの葉がゴミとして出てしまうのですが、葉を天日干しして乾燥させることで、容積を小さくし、更に肥料として畑に撒くことで次の野菜の生育にも活用しています🌿
さらに
・駐車場にスロープを設置
・子どもや車椅子の方も手の届く高さでいちご狩りを楽しめるよう、ハウス内のいちごを上下段に設置
・ベビーカーや車椅子でも通れるような幅の通路を設置
・カフェにキッズスペースやおむつ交換台を設置
・テラス席ではわんちゃんと一緒に食事が可能、ドッグフードも提供
といったように、様々な方に施設を楽しんでいただけるような、バリアフリーといった工夫も行っています。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?✨️
これから暖かくなるにつれ、いちご狩りを訪れる方も増えると思います。その際には、是非この記事の内容を思い出していただき、どのような取り組みが行われているのか注目してみてはいかがでしょうか?
ABC FARM
営業日:水、木、金、土、日、祝
営業時間:11:00〜16:00
住所:東京都昭島市武蔵野2-23-13
参考文献
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