ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは!
ReF4期のmayuです☁🌞
最近の話題といえば、パリオリンピックですよね!!🥖
ついついスポーツの試合に目が行きがちですが、過去それぞれの国のオリンピックではオリンピックを通して世界全体へメッセージを発信しています。
それは開会式や閉会式、オリンピック期間中の会場内の取り組み、会場建設など様々な部分から読み取ることが出来ます!
パリオリンピックの環境問題に対してのメッセージは何なのでしょうか?今回の記事では今大会のテーマからそれについて一緒に考えていきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目次
パリオリンピック環境へのテーマ、クライメイトポジティブとは?
ペットボトル0作戦
マチナカ開会式のメッセージ
大会の他の取り組み
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パリオリンピック環境へのテーマ、クライメイトポジティブとは?
パリオリンピックは環境問題の中でも、特に気候変動について立ち向かっていくということを宣言しています。クライメイトポジティブがキーワードとして大会中に沢山聞く機会がありますよね。
なぜ、気候変動に注目したのか皆さん分かりますか?⚡
気候変動に関するCO2の削減目標を掲げた国際的な枠組みであるパリ協定は2015年にパリで採択されました。だからこそ、パリ協定締結の街で開催される今大会でテーマに掲げる意味があると考えたそうです。
オリンピックは国の大きさ、場所に関係なく世界中の選手が集まり、また、世界中のテレビでその様子が中継されます。だからこそ、大会での取り組みが世界に与えるインパクトは計り知れないほど大きいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ペットボトル0作戦
具体的にはパリオリンピックは、カーボンフットプリントをこれまでの大会の50%にすることがゴールです。
このゴールに向けて様々なCO2削減の取り組みが行われています。その中でも注目の取り組みがペットボトルの持ち込み禁止、販売禁止です👀
競技場には無料の給水スポットが設置されていて、マイボトルについでいつでも水分補給ができる様になっています。選手も配られたオリジナルのボトルを大会中は使いまわし、ドリンクを購入する際にはボトルの中についでもらいます。
もし、マイボトルを持っていない場合は、お店にお金を払ってボトルをレンタルし、飲み終わって返却する際にレンタル料がキャッシュバックされる仕組みになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーマチナカ開会式のメッセージ
また、今回のオリンピックでは開会式も大きなニュースになりました。パリオリンピックでは、これまでの大会の中ではじめて専用のスタジアムなどでなく街の中で開会式が開催されます。フランスの街の美しい景観を存分に活かすことができる他、環境に対してもマチナカ開会式はプラスのインパクトがあります。
従来は、巨額の建設費を出してスタジアムをオリンピックのために新設するというのが一般的でした。
しかし、その後使い道が見つからずに廃墟となってしまうことが多くあり、「負のレガシー」として問題になっていました。😢
写真は2016年のリオデジャネイロオリンピックの会場の現在の様子です。外壁が剥げてしまっているほか、プールも使える状態ではなく、放置されて廃墟化していることがうかがえます。
パリオリンピックでは、会場についても95%が既存の建物を改修工事して使用しているもので、新しく新設したものが少ないことも特徴であり、廃墟化を防ぐと同時に開催国への財政負担が最小限に抑えられています。
開会式は、パリの象徴的な建造物であるエッフェル塔を背景としたセーヌ川を舞台に開催されました。選手団の入場は陸路でなく、セーヌ川の水上にボートを浮かべて行われました。
凱旋門、ルーブル美術館など歴史的な建造物、美しい景観をフル活用した今回の開会式は、環境に優しいと同時にパリという都市の魅力を世界に発信してくれました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大会の他の取り組み
他にも様々な取り組みが行われています。ゴールの達成度を可視化するため、カーボンフットプリントをリアルタイムで見ることが出来る「クライメイトコーチ」という独自のアプリが開発され、大会関係者はいつでも業務上のCO2排出量を確認することが出来ます。
また、市内は基本的に自転車での移動が推奨されていて、地方に行く際もフランスの高速鉄道であるTGVの移動を求めています。サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」は、事前の合宿を行ったパリ市内から、試合のあるフランス西部のナントまでTGVを使って移動しました。
パリ市内のオリンピック会場は自転車で移動できるように80%がオリンピック村から10km以内に位置しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだまだオリンピックは始まったばかりで、これからも沢山の試合が控えています。これからテレビなどで選手を応援する際に、実際に今回紹介したような取り組みも探してみると、より深くオリンピックを楽しめると思います!
そして、オリンピックが終わったら次はパラリンピックです!
オリンピックイヤーの今年の夏は、ぜひ試合をみて選手を応援しつつ、パリオリンピックならではの取り組みにも注目して、最後まで楽しみましょう🏓🏄
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
参考文献
Paris 2024 Olympics 特設サイト
NHK WEB
留言