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Vol.94 気候変動について


 
 

皆さんこんにちは!🍂

ReFのNinakoです。突然ですが皆さんは、近頃の気候や季節の変わり目に違和感を覚えたことはないでしょうか?私は少なくとも、この11月の時期に紅葉が見られないことや、なかなか寒くならない気温スーパーの品物の変化などから、今年一年間の気温の変動に対してどこか違和感を感じています。


そこで、今回は『2024年の異常気象』をテーマに、いったい今地球上でどんなことが起きているのかについて調べ、まとめてみました。このブログが環境に対する意識が変わるきっかけになったり、誰かにシェアしたくなるような情報提供ができれば嬉しいです:)


是非最後までご覧ください!👀


~目次~

  1. 世界および日本で「記録的高温」今の現状は?

  2. 異常気象の3つの原因

  3. 人体被害だけじゃない、気候変動の影響

  4. CO2削減のために取り組むべきこと


 

  1. 世界および日本で「記録的高温」今の現状は?


気象庁によると、2024年の世界の平均気温は観測史上最高を記録し、日本国内でも1946年からの統計開始以来去年と並んで最も高くなったと発表されています。




①夏の猛暑や大雨


まず第一に、今年の夏を振り返ってみましょう。

関東甲信では最高温度が40度前後となる地域も少なくなく、8月に入っても暑い日々が続いていました。一方で降水量も平年の137%とかなり多く、台風も多かった印象です。イベント・アトリビューション※によると、今年の7月の猛暑は地球温暖化の影響を考慮しても「10年に一度の」確率で発生するそうですが、地球温暖化の影響を考慮しなかった場合は、「ほぼ発生しない」という結果になったようです。


これは、人間の活動がどれだけ現在起こっている異常気象に影響しているかを表しているといえます。


※イベント・アトリビューション(Event Attribution)

イベント・アトリビューションとは、特定の異常天候や極端現象などの地域的気象イベントに関して、人間活動がそのくらい影響しているかを評価する試みを指します。


②秋の平均気温が高い

気象庁によると、全国の10月の平均気温は去年と比べ2.21度高く、なんと明治時代に統計を取り始めて最も高い数値となったようです。


③冬は例年より寒くなる


このまま暖かい気温が続きそうな気もしますが、日本気象協会の予想では、2024~2025年にかけての冬は昨年に比べてラニーニャ現象の影響でより厳しい寒さになるといわれています。

ラニーニャ現象についてはこの後の章で触れていきます🔍


10月に入っても最高気温が30度近い真夏日もありましたが、これからの季節は急激に寒さが強まり、寒暖差も激しい為、今のうちから冬物アイテムを備えておくように日本気象協会も呼びかけています。


  1. 異常気象の3つの原因


今年起こっている異常気象には以下の3つの原因が考えられています。

ここでは簡単に説明するだけにとどめておきたいと思います!


①エルニーニョ現象

②ラニーニャ現象

③地球温暖化


エルニーニョ現象(画像左):赤道太平洋海面水温が平年より高い状態が一年間続く状態

ラニーニャ現象(画像右):エルニーニョ現象と同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象



地球温暖化:大気中の温室効果ガス濃度が高まることによって地球の平均気温が高くなる現象


これらの現象が降雨パターンを変化させ、日本の場合は夏季の猛暑や豪雨を発生させているようです。いずれも人間の活動が関係していると考えられますが、これらによって引き起こされた異常気象は、長期的にみてどのような影響をもたらすのでしょうか?


  1. 人体被害だけじゃない、気候変動の影響


①農作物の不作・不漁


 私たちの生活に直結する問題では、農業や漁業への影響があります。

ご存知の方も多いと思いますが、今年はお米や野菜の値上げ率が著しく、特にお米については昨年に続く猛暑の影響と水不足が加わり、一時は全く市場に出回っていないほどでした。


また、野菜についても高温や豪雨により畑が冠水してしまい、収穫量が減ってしまった影響で値段を上げざるを得ない状況となっています。


そして、変化は値段だけではなく、野菜の状態にも及んでいるといいます。

変動的な気候により、一部だけ成長しすぎてしまい市場に売り出せないものや、豪雨続きで病気になってしまう野菜もあるようです。


②ビジネスへの影響


食だけでなく、気候変動によってもたらされる豪雨や洪水によってビジネスにも悪影響が及んでいることも確かです。過去の例では、2011年にタイで発生したチャオプラヤ川の洪水で日系企業を含む多くの工業団地が冠水し、膨大な貿易赤字を生み出したと報告されています。



その他にも、猛暑による熱中症患者の増加で労働生産性が低下したり、干ばつで河川の水量が減少し水資源を供給する産業が停滞してしまうなど、さまざまなリスクが懸念されています。


③風物詩の減少


社会問題や気候ニュースを取り上げるigアカウント、@enviornmentによると、今年、富士山は記録至上初めて降雪のない10月を迎え、昨年より33日、なんと約一か月遅い11月7日に初冠雪が発表されたということです。これは統計開始130年間で“最遅”と各種ニュースでも大きく取り上げられています。


原因は言うまでもなく、山頂の平均気温の上昇が関係しており、10月中も天気が崩れることはあったものの気温が高く、雨にとどまったと専門家は話しています。



日本の風物詩ともいわれる富士山ですが、雪のない富士山はなんだか寂しくて、少し物足りなさを感じてしまいますよね💧今現在地球規模で起こっている異常気象はこのように私たちが大切にしている自然や文化にまで影響を与えてしまうのです。


4.CO2削減に向けて私たちが取り組むべきこと


ここまで、現在起こっており異常気象とその原因や影響について触れてきましたが、これほどにまで目に見えて地球温暖化が進行してしまっているという事実を、私たちは重く受け止める必要があるのではないでしょうか。


そこで、今回は私たちにできるアクションとして二酸化炭素削減に向けた取り組みをいくつかご紹介します!中でも数値的な効果が認められているものを選んでいるので、皆さんも是非生活に取り入れてみてください🌎🌱



  • 白熱電球を電球形LEDランプに取り替える

  • エアコンの設定温度を1度変える

  • 待機電力を減らす(主電源をなるべく切る)

  • シャワーの時間を1日1分短くする

  • 移動は公共交通機関や自転車を利用する

  • サボテンや多肉植物を育てる(→夜間もCO2削減!


5.さいごに


長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!:)

気候変動が本格化してきた今、世界中で起こっている災害や食糧難はもはや他人事ではありません。今年の異例な事態を、「今年はなんだか暑かったね」という一言で終わらせるのではなくて、ニュースやSNS等で情報入手するところからはじめ、まずは「危機感」をもつこと、そしてそれを周りの人とシェアしたり、地球にやさしい選択を増やしていくことが重要なカギになると私は考えています🔑


あなたは今日から地球のためになにをしますか?🌱


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