top of page

Vol.59 ミニマリズムと持続可能性



こんにちは!

ReF4期のEriです💌


今回のBlogでは、ミニマリズムを軸にそのライフスタイルとサステナビリティやメンタルヘルスとの繋がりについてわたしなりの思いを綴ってみました。

それでは本文へ、どうぞ:)



 


みなさんミニマリズム、またはミニマリストという言葉を耳にしたことが一度はあるのではないでしょうか?


ミニマリズムとは、自分が心地よくいられる最小限の量を所有し、物事をシンプルにしようとする考え方のことです。


わたしはこの価値観の大切さに年齢を重ねるほど気が付くようになりました。

ただ物を捨てて持ち物の量を減らす「断捨離」だけがミニマリズムではありません。


ミニマリズムの価値観、「身の回りをシンプルに、最小限なものをもつ」というのは、サステナビリティ、メンタルヘルス、人間関係、すべてのことに活かすことができます。



<ミニマリズム×サステナビリティ>


ミニマリストのライフスタイルは、”大量消費社会”からは遠くかけ離れた、反対に属する生活です。例えば、自分のクローゼットを思い浮かべた時、もう何年も着ていないアイテムやセールで衝動買いしたけれどほとんど着ていないお洋服、あるのではないでしょうか。


そんな日々の消費生活の中でストッパーとして働いてくれるのが、ミニマリズムの考え方です。


そんな”必要最低限”というルールを自分の中で持つことは、環境を守ることにも繋がります。

例えば…


  • 毎日ペットボトルを買うことはマイボトルを持つことによって”不要”になる

  • シンプルな服を持つようになるとトレンドを追うことは”不要”になる

  • セカンドハンドの物を持つと新品のものを買うことは”不要”になる

  • 自分で作ったお弁当やご飯を学校や職場に持っていくとコンビニで買うプラスチック容器を捨てることは”不要”になる


こうして考えてみると実は不要なものって生活に溢れていることに気がつきます。わたし自身もちろん完璧にミニマリストとは言えませんが、”必要なものだけ、シンプルに”という考え方はライフスタイルを環境や自分に優しいものへと変えてくれました🌿





(現在住んでいるオランダのブランドのリサイクル素材でできたエコボトル。軽量なので最近は旅行するときもボトルを持ち歩いて空港や宿泊先などでリフィルする習慣を意識しています)


<ミニマリズム×メンタルヘルス>


現代社会を生きる私たちのメンタルヘルスに深刻な影響を与えているのSNS。もちろん使い方によってはインスピレーションをもらえたり、自己表現のプラットフォームになったりと、ポジティブな影響を与えてくれることもあります。


しかし、他人の人生を覗き見(実際はその人の人生のごく一部でしかない)できること、様々な情報に触れることは時々自分自身の軸を見失うことに繋がったり、自分の人生と他人の人生を比較してしまったりと、SNSが普及したこの時代に生きる誰もが一度は経験したことがあることだと思います。


その時のことをもう一度振り返ってみると、そこにあるのは”自分に足りていないもの”を見ている自分だったりします。


一方で、”必要最低限”というミニマリズム的な考え方に立ち戻ってみると、そこの根底には”今自分がすでに持っているもの”に目を向けるマインドセットがあります。このマインドセットって、生きる上で本当に大切なものなのではないでしょうか。


どうしても私たちはついつい他人の持っているものや環境が羨ましく思えたり、優れているように感じるけれど、「自分が今持っているものってなんだろう」と一度立ち止まって、考えてみると小さな幸せに気が付きます。


自分にとっての当たり前は他人にとっては当たり前じゃなかったりする。自分が誰かを羨む気持ちと同じように、自分のことを羨む誰かもきっといる。

まさにこれが、”The grass is always greener on the other side(隣の芝はいつも青い)”ですよね。


シンプルで必要最低限、というミニマリズム的考え方は”今自分が持っているもの”に感謝の気持ちを与えてくれます。




(私にとっての小さな幸せは大切な人とみるサンセット。モノやお金では絶対に買うことのできない大切な時間。絶対にこの空間に帰って来れるのだと思うと強くなれる気がします)





(中学生の頃から続けているジャーナリング。思いを綴るという行為がいかに思考をシンプルにしてくれるかいつも実感しています)



<ミニマリズム×人間関係>


ミニマリズム的価値観から人間関係を見つめた時、そこにあるのは”量よりも質”という考え方。もちろん人間関係のネットワークは生きる上で必要なことも沢山あって、「多くの知人をもつべきではない」とは全く思いません。新たな出会いはいつも自分の人生を豊かにしてくれるし、自分の知らなかった世界を知ることができる。


けれど、時として時間や自分のエネルギーを、使うべき相手ではない人に費やしてしまっていたりしませんか?その時に必要なのは、”線引き”です。少し冷たく聞こえるかもしれないけれど、その人とフィーリングが合わない、自分にとってポジティブな影響を与えてくれる人でないなら無理に時間やエネルギーを費やす必要はありません。


自分にとって世界のどこかで存在してくれるだけで支えになる、そんな人が一人でもいたら十分だと思えた時、本当に必要な人の存在が見えてくるのだと思います。


周りの人が自分に与える影響は計り知れません。「友人は自分の鏡だ」というように、周りの人のエネルギーは自身へとても大きな影響を与えます。


ミニマリズムの”量より質”という考え方は自分の周りに本当に必要な存在、プラスのエネルギーを持つ人々を運んできてくれるのです。



 


今回のBlogは少しサステナビリティからは離れた、価値観や考え方ベースのものだったかもしれません。


けれど、自分自身の心が健康な状態でいることこそ、本当の意味での「持続可能性」に繋がる、というのがサステナビリティについて色々な考えに触れたのちの私の結論です。


というのも、自分に優しくできた時、そこに心の余裕が生まれた時こそ環境に優しくできるからです🌍


多くの情報やモノで溢れている現代社会で、自分にとって必要なものや大切にしたいものが埋もれてしまわぬようように。


それでは次回のReF Blogもお楽しみに!


37 views0 comments
bottom of page