こんにちは!ReF4期のEriです💌
今回のVlogではサステナブルファッションという言葉の概念、そして今までに起きたそれにまつわるニュースをいくつかピックアップしていきます!
過去の悲劇から私たちは何を学ぶのか。
そしてその現状は本当に改善されていると言えるのか。
改めて今回を通じて考えるきっかけになればいいなと思っています。
🌱サステナブルファッションの言葉の定義
近年日本でもSDGsへの関心の高まりや、ファッション業界の環境配慮が社会的責任の一部となりつつありますが、そもそも「サステナブルファッションという言葉」はどのように定義されているのでしょうか。
“Sustain”(持続する)+”〜able”(〜可能な)=”持続可能な”と形容詞としてここでは使われています。
環境省によると、サステナブルファッションとは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのこと。
今回このリサーチをしていて興味深かったのが、検索の候補で「サステナブルファッション 条件」が挙がるなど、多くの人がその意味と具体的な定義に興味関心を持っているということです。しかし、本当にサステナブルといえるかどうか、それは状況や何を観点とするかによって異なるし、やはりその意味自体が実は曖昧なのではないかと感じます。
ここで言えるのは、「サステナブル」という言葉は大げさに言えばどんなブランドでも使うことができてしまうということです。例えば数パーセントでも環境に考慮した素材を使っているだけで、サステナブルだというタグをつけることもできてしまうし、ブランドイメージとその実態が一致していない場合も多くあります。
そこで、そのブランドの実態を知るために鍵となるのは
・情報公開をいかにクリアにしているか
・認証を受けているかどうか
この二項目のように思います。
消費者として”見せかけのサステナブル”には気をつけなくてはいけないですね。
🌱ラナプラザの崩壊をはじめとする数々の悲劇
加えて、ファストファッションは、環境のみならず、倫理的側面や労働環境への配慮も求められます。近年の悲劇的な事故や強制労働問題がニュースに取り上げられる以前、労働環境について明らかにしているブランドは非常に少なかったように思います。
その中でも、ファストファッションの問題や近年の労働環境問題への注目のターニングポイントとなったとも言えるのは、2013年のバングラデシュでのラナプラザの悲劇。商業ビル「ラナプラザ」の倒壊によって多くの労働者が犠牲となりました。この事件は、間違いなく大量消費社会が生んだと言えます。
さらに、国内ブランドにまつわる問題といえば、2021年にユニクロがウイグル強制労働の疑いでフランスの人権団体に告発されたこと。これはユニクロが使用している中国綿が新疆綿であり、それらがウイグル強制労働によって作られたものなのではないかということでしたが、これに対してユニクロの社長はコメントを控える姿勢を見せ、批判を呼びました。我々日本人にとって非常に馴染み深く、大衆に愛されるブランドで海外進出など影響力も非常に大きいユニクロだからこそ、さらに注目を呼んだのだと思います。
一つ目に記述したラナプラザの悲劇は、その後のファッション業界の改革へと繋がったという意味では問題意識の向上をもたらしたといえるかもしれません。
しかし、社会が変わったり、効力を持つ枠組みを考案するのはいつも多くの犠牲や取り返しのつかない事態が起きたあとだと思うのは私だけでしょうか。
サステナビリティやその他多くの社会問題は、いつもこのような二面性、もしくはそれ以上の様々な側面があるように思います。何が正しいのか、きっとその価値観も個人、状況、倫理観によって異なる。
だけれど、私たちが一消費者として決して忘れてはいけないのが、自分の消費生活が環境や誰かの犠牲の元に成り立っているかもしれないということです。
そしてそれは、社会や世界の経済的不均衡や格差を意味しているかもしれない。
それを理解したうえで、自分はそれに対してどんな考えを持って生活をするのか、そのことをもう一度考えてみてください。
きっと一番恐ろしいのは無知であること。
だからこそ、ReFの情報発信には意味があると、私はそう信じています。
それではまた次回のVlogをお楽しみに🌱
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